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不動産の「口コミマーケティング」に欠かせないSNSの上手な活用方法。

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[掲載日]2018/03/20

今や、多額の費用をかけて宣伝するテレビコマーシャルやWeb広告などよりも、口コミを重視する消費者が多くなっています。

もちろん、不動産業界でも同様で、自社の不動産サイトに重きを置いたり、口コミマーケティングを行う会社が増えてきています。

不動産会社でも始まっている「口コミマーケティング」

多額の費用が継続的にかかるテレビコマーシャルやWeb広告と違い、口コミマーケティングは自社の不動産サイトやSNSを利用できるので、コストパフォーマンスが良い点がメリットです。

口コミには、来店前のお客様の悩みや不安を解決できるものも多いため、問い合わせ率や来店率UPにも一役買ってくれるほか、SNSを利用することで情報がシェアされたり、拡散していく可能性があるので、少ない費用で大きな効果が期待できます。

大きなお金が動く不動産の商品では特に、失敗したくない、失敗できないという心理が働くため、「口コミ」が意思決定に大きな影響を与えるといっても過言ではありません。

広告より「口コミ」が重視される理由

テレビコマーシャルやWeb広告など、企業が一方的に出す広告が消費者に受け入れられなくなってきている理由は、企業にとって都合のいい情報しか発信されていないと多くの人が感じているからです。

不動産サイトにしても、「知りたい情報が載っていない」「意味がわからない専門用語が多い」といった不満も高くなっています。

それに対し、消費者目線である「口コミ」は、ストレートな表現で、マイナスな意見も知ることができるためリアリティがあり、信頼度が高いのです。

不動産の「口コミマーケティング」に欠かせないSNS

口コミによる集客を狙うには、ソーシャルメディアの存在は欠かせません。
facebookやtwitter、Instagramなどを、同時に運用することも当たり前になってきました。

それぞれの特徴を理解して使い分けること、自社に合ったSNSを選ぶことが重要です。

Facebook(フェイスブック)


「実名登録制」であるため、情報の拡散という面ではTwitterに劣るものの、企業として使いやすいのが「Facebook」です。

Facebookを始める時に入力した個人情報にマッチした広告が出せるようになっているため、ターゲットを絞って宣伝ができますし、広告費用も1クリック当たりの単価が安いので運用しやすいからです。

Facebookグループを使えば、アンケート調査もできるため、お客様のニーズを把握するのにも役立ちます。

ユーザーの発言回数が、twitterやInstagramと比較して少ないぶん、タイムラインの動きが遅く、配信した情報が長く残る傾向にあるので「お知らせ」など重要な情報をストックしておくにも便利です。

【Facebookの使用例】

  • オススメの物件情報を写真とともに紹介する
  • 地域ならではの情報や、イベントなどを紹介し地域に興味を持ってもらう
  • 店内やスタッフの様子を写真付きで紹介し、来店しやすい雰囲気を作る

Twitter(ツイッター)


投稿出来る文章は140文字までという制限があるので、Facebookやブログと比較すると、気軽に情報発信できる「Twitter」。

匿名性が高いこともあり、自分が興味を持ったつぶやきは、気軽にリツイートする傾向にあるため、情報拡散に関してはTwitterがトップといえるでしょう。しかしその反面、炎上もしやすいというデメリットもあります。

しっかりとした情報発信は「facebook」、気軽なコミュニケーションが取れる場として「twitter」といったように使い分けをしている不動産会社が多いようです。

【Twitterの使用例】

  • カジュアルなツイートでお堅い印象の不動産会社のイメージアップを図る
  • リプライでコミュニケーションが取れるため、相談窓口として使用する
  • 情報の拡散を狙う
  • 情報収集に利用する

Instagram(インスタグラム)


写真加工の機能があり、おしゃれな画像や面白い画像を見つけてシェアするなど、ビジュアルイメージが重視される「Instagram」。

不動産会社と「Instagram」は相性が悪いように感じますが、実は「見込み客」を獲得できる可能性が期待できます。

例えば、今すぐに住宅の購入はできないが、いずれは購入したいと考えている場合、住宅展示場に出かけるのは気が引けてしまいますよね。
そのような見込み客に、「Instagram」を通じて「オシャレなモデルルーム」や「オシャレなインテリア」などをアピールすることが可能だからです。

【Instagramの使用例】

  • センスの良いインテリアやライフスタイルをイメージさせる画像で、潜在顧客の獲得に繋げる

不動産会社で口コミによる集客を狙うには?

ソーシャルメディアを活用した「口コミマーケティング」を始めても、思ったような結果が出なかったり、運営に疲れを感じ早々に止めてしまう企業も少なくありません。

ソーシャルメディアを上手く活用するうえで重要なポイントをおさえておきましょう。

ターゲットやテーマを明確化する

SNSで口コミによる集客を狙うためには、まずターゲットとなるお客様を明確にすることが大切です。

例えば、不動産では「賃貸を探している人」と「住宅の購入を検討している人」では、欲しい情報が違いますよね。

持っている悩みや不安、興味も違ってきますから、発信する内容もおのずと変わってきます。
ターゲットやテーマを絞れていないSNSは、自分が欲しい情報が探しづらいため、お客様は離れてしまうでしょう。

お客様と交流してみる

自由に気軽に投稿することができる点がメリットであるSNS。
広告や宣伝ばかりの投稿では勿体ないです。

アンケートを取ったり、意見や要望を聞いてみるなど、お客様と交流することで思いがけないアイデアが浮かぶこともあると思います。

また、時には不動産から離れて脱線してみるのも良いかもしれません。
ユーザーが「今日は何が書いてあるかな」と楽しんで来訪してもらえるような工夫が必要です。

ホームページやブログはスマートフォンに対応させる

SNSを使用している人は、ほとんどがスマートフォンで閲覧していますから、SNSで自社の不動産サイトやブログへ誘導したい場合は、必ずスマートフォンに対応させることが大切です。

せっかく、興味を持って自社の不動産サイトやブログへ飛んでくれても、飛んだ先がスマートフォンに対応していなければ、表示が崩れて読みづらかったり、読み込みに時間がかかるなどして、退出してしまう可能性が高いからです。

読みやすさを心がける

ダラダラと長い文章は途中で読むのが嫌になってしまいがち。

極力文字を減らしたり、綺麗な画像を必ず一緒に投稿するなどして読みやすいよう工夫をしましょう。

Facebookのいいねや、Twitterのツイートボタンをわかりやすい場所に設置し、拡散を狙うのも忘れないようにしましょう。