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不動産サイトの口コミの力!口コミが広告を上回る時代に。

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[掲載日]2018/03/21

引っ越しや住宅購入を考えた時、まずはとりあえずインターネットで情報収集をするという人が大半です。

そのため、新規のお客様を獲得するために、多くの企業が行っているのが口コミの力を使ったマーケティングです。

不動産の場合、大きなお金が動くことになりますから、お客様も失敗したくないという気持ちが大きく、不動産会社選びも慎重に行う傾向にあります。

そこで集客に一役買うのが「口コミ」の力というわけです。

最強のマーケティング「口コミ」の力

【口コミとは・・・】
口コミとは「口頭でのコミュニケーション」の略です。
口コミを使ったマーケティング手法のことを「バズマーケティング」と言ったりもします。
バズマーケティングの「バズ」には「人がざわつく」といった意味があります。

今や、多額の費用をかけて宣伝するテレビコマーシャルやWeb広告などよりも、口コミを重視する消費者が多くなっています。

ネットショッピングをする際、購入前に必ずレビューを読むのが当たり前になっている人も多いのではないでしょうか。

そして求められているのは、なにも良い口コミだけではありません。

「こんなハズじゃなかった・・・」という失敗を防ぐため、悪い口コミこそ知っておきたいと思う人も多いようです。

不動産会社選びでも重要な口コミ

物件を探す時は、まずは「地域名+中古物件」「地域名+賃貸アパート」といったキーワードで検索をする人が多いですよね。

私も経験がありますが、気に入った物件を見つけて内見したいなと思った時に、その物件を扱っている不動産会社が数社あることがあります。

そうすると今度は「不動産会社名+口コミ」「不動産会社名+評判」といったキーワードで検索をかけ、不動産会社を比較することが多いのではないでしょうか。

ここで決め手となるのが、やはり「口コミ」です。

口コミには、来店前のお客様の悩みや不安を解決できるものも多いため、問い合わせ率や来店率UPにも一役買ってくれます。

口コミの力を使ったマーケティングのメリット

  • 信頼性が高い
  • コストパフォーマンスが良い
  • 顧客の獲得に繋がる

信頼性が高い

「ウチは良い会社です!」「良い物件揃ってます!」「こんな実績があります!」などと、自社の不動産サイトやWeb広告などでいくらアピールしても、ただの自画自賛と受け取られてしまいます。

インターネットの普及で、欲しい情報は自分で収集する時代ですから、企業からの一方的な広告は素通りされる傾向にあります。

その一方、口コミや体験談は、同じ消費者目線の意見ですから、リアリティがあり信用度が違うのです。
お客様の声は実績と同じような役割を持っているといえるでしょう。

コストパフォーマンスが良い

多額の費用が継続的にかかるテレビコマーシャルやWeb広告と違い、自社の不動産サイトやSNSを利用できるので、コストパフォーマンスが良い点もメリットです。

SNSを利用することで情報がシェアされたり、拡散していく可能性があるため、どんな広告よりも効果があります。

顧客の獲得に繋がる

不動産サイトを見ただけではわからない情報を入手できる「口コミ」は、お客様にとっては知りたい情報であることが多いです。

例えば、スタッフの対応や、店内の雰囲気などです。

不動産会社というと、悪い物件を押しつけられそう、スタッフが上から目線で怖いといったイメージを持っている人も少なからずいます。

実際に来店した人の口コミを読むことで、不安が解消され来店に繋げることができます。

口コミの力を使ったマーケティングのデメリット

  • 口コミを信用していない人もいる
  • お店にとって悪い口コミも書かれてしまう
  • 口コミがスムーズに集められないこともある

口コミを信用していない人もいる

口コミは匿名であることも多いことから、「誰が書いたかわからない口コミは信用できない」「口コミは個人的な感想だし主観なので見ないようにしている」という人、「実際に自分の目で見たことしか信じない」という人も中にはいます。

お店にとって悪い口コミも書かれてしまう

「商品やサービスに満足した人は3人に話す。不満を持った人は33人に話す」という「3対33の法則」というビジネス用語があります。

誰しも経験があると思いますが、悪い噂はあっという間に広まり大げさに伝わったりしますが、それに対して、良い噂は広まるのに時間がかかりますよね。

そのため、悪い口コミの方が多く集まってしまったり、良い口コミの方が割合的には多いのに悪い口コミの印象ばかりがお客様の頭に残ってしまうこともあります。

むしろ悪い口コミを重要視する人もいる

良い口コミしかないサイトは、胡散臭い、かえって信用できないという意見もあります。

大きな買い物になる不動産は、良い口コミだけでなく、悪い口コミ情報も集めたうえで、慎重に検討したいと考える人が多いです。

口コミがスムーズに集められないこともある

不動産業界で集めることができる「口コミ」は、スタッフの対応や物件の豊富さ、料金であることが多いです。

インパクトのある物件が話題になることはあっても、インスタ映えするものや感動体験といったような、人に思わず話したくなったり、自慢したくなるような類のものではないため、口コミが集まりづらく、拡散されづらいといった面もあります。

不動産サイトでどうやって「口コミ」を集める?

業績が左右されるといっても過言ではない「口コミ」。
スムーズに集めるためにはどうしたらよいのでしょうか。

不動産サイトの存在を知ってもらう

自社の不動産サイトが認知されていなければ、来店してもらうことも、口コミを投稿してもらうこともできません。

コンテンツが豊富で魅力的なサイト作りや、SEO対策はもちろん、TwitterやFacebookといったSNSもフル活用してサイトの存在を知ってもらうこと、そして少しでも多くの人に来店してもらうような工夫が必要です。

来店に繋がる工夫の一つは、スタッフや店内の写真を掲載することです。
なぜなら人は、相手の顔が見えると安心するからです。

わかりやすい投稿フォーム

わかりやすい場所に投稿フォームがあり、入力は簡単に済む方が、投稿してもらいやすいと思います。

レビューの後に、アンケートがあったため、口コミを送信する前に途中で止めてしまったという人も多いからです。

来店してくれたお客様にお願いする

自社の不動産サイトに「口コミを書いてください」と書いて待っていても、おそらく良い口コミは集まらないでしょう。

きちんとお客様に直接言葉でお願いしましょう。

私自身も、口コミ(レビュー)を投稿することがあります。
レビューを投稿したらポイントが溜まるとか、次回使用できるクーポンがもらえるといった店舗にはせっせと投稿しますが、得をしない店舗のレビューはしません。

今はあらゆる企業が口コミを集めているため、自分の得にならないサイトへの書き込みは後回しにしてしまうし、正直面倒な作業だからです。

本当に良い口コミを収集したいなら、投稿したくなる仕掛け(インセンティブ)が必要でしょう。

また、紹介制度を取り入れたり、SNSでシェアしてくれた場合は特典を付けるなどの工夫で、集客や情報の拡散を狙うこともできます。

契約したお客様には・・・

賃貸アパートや賃貸マンションなどの場合、その物件に入居後、住み心地など物件についての感想を聞けると、物件を探す人にとっては貴重な口コミになります。

物件の写真や、内見だけではわからない情報が得られるからです。

例えば、大家さんの人柄、壁の厚さと音の伝わり方、物件とその周囲の昼間と夜の様子、周りの騒音などです。

不動産サイトの運営はこまめに更新することが大事

口コミを読む人は、以外と投稿日時も見ているものです。

最後の口コミから何年も新しい口コミがないのでは、例え良い口コミが書いてあったとしても不安になってしまいます。
口コミは定期的に収集し、更新することも大事です。