自社の不動産ホームページで集客できない理由。反響を増やすには?
[掲載日]2018/03/14
自社の不動産ホームページを制作したものの反響がない、集客ができないと、困っていませんか?
今や、ホームページを持っていない会社はほとんどありませんから、ただホームページを作成しただけでは反響がとれないのは当然です。
ライバルである他社と、差別化を図らないことには集客することなどできません。
具体的にはどのような対策をしたらよいのでしょうか。
反響が取れない不動産ホームページの特徴
- 不動産サイトの見やすさ、利便性に問題がある
- 不動産サイトのSEO対策に問題がある
- スマートフォンに対応していない
- コンテンツが魅力的でない
不動産サイトの見やすさ、利便性に問題がある
皆さん、経験があると思いますが、なかなかページが開かない、画像が表示されないホームページはイライラしますよね。
デザインにこだわったホームページは見映えは良いですが、ゴチャゴチャして必要な情報を探しづらいという面もあります。
せっかく興味を持って訪問してくれたユーザーを逃してしまわないためにも、ホームページはシンプルに見やすくしたり、サイトの画像を最適化したり、ランディングページを活用するなど利便性を高めることも反響を得るひとつの方法です。
入力フォームの利便性
メールマガジン配信のための会員登録、
お問い合わせフォームは入力しやすくなっていますか?
- 【入力フォームのココをチェック!】
- 個人情報の入力の項目が多すぎないか
- アンケートの項目が多すぎないか
とりあえずメールマガジンを読んでみたい、問い合わせをしたいと思っているお客様が、入力フォームに進んだものの、途中で止めてしまうことも多いといいます。
まだ買う(借りる)かどうかも決めてないのに、個人情報を事細かに入力するのはちょっと嫌だなという人や、長いアンケートに答えるのが面倒だという人もいるからです。
電話番号でさえ、後々セールス電話がかかってくるのではないかという不安があり、入力を躊躇してしまう人もいます。
電話番号を入力してもらいたい場合や、電話での問い合わせを増やしたい場合は、電話によるセールス営業はしないことなどを明記するのも一つの方法です。
お客様の不安を取り除くことができれば、反響率も少しづつ上昇していくでしょう。
不動産サイトのSEO対策に問題がある
せっかく魅力的なホームページを制作しても、見てもらえなければ意味がありません。
検索結果の上位に表示されるほど、クリックされる回数も増え、アクセスが伸びる傾向にあるので、SEO対策が重要になってきます。
SEO対策は、効果が現れるまでに時間は要しますが、行うことで確実に差がつきます。
その中でも「キーワード選び」は非常に重要で、 SEOの要となるものです。
不動産サイトでは、「賃貸物件」「賃貸 マンション」「売買 一戸建て 中古」のようなキーワードに加え、「地域名 賃貸」や「地域名 物件」というように「地域名」を必ず盛り込むことが重要です。
また、更新頻度を高くしたり、情報を継続して発信することは、きちんとサイトを運営できている証拠になり、サイトの信頼や価値が上がるため、SEO対策として有効です。
スマートフォンに対応していない
最近は、パソコンよりもスマートフォンやタブレット端末で、隙間時間に手軽に情報収集を行う人が多くなっています。
スマートフォンでせっかく訪問してくれても、テキストや画像が崩れた読みづらいサイトでは、読む気が失せてしまいませんか?
また、サイトの表示速度が遅いとストレスになり、他の不動産会社のホームページにいってしまうでしょう。
スマートフォンでの情報収集は、今後ますます増えていくと思われますので、スマートフォンからストレスなく閲覧できるよう対策が必要です。
コンテンツが魅力的でない
不動産のホームページだから、物件情報だけしっかり更新していればいいだろうというのは間違いです。
「地域+物件」で検索するだけで、何百万件という検索結果が出ると思います。
この中から自社のホームページを選んでもらうためには、物件の情報量、更新頻度の高さだけでは不十分なことがわかると思います。
反響を増やすためには、他社の不動産会社のホームページとの差別化が必要です。
反響を呼ぶことができる不動産ホームページを作るには?
- 長く滞在してもらう工夫
- ターゲットとなるお客様の視点になって考える
- ライバルである他社のサイトを分析する
- お客様の信頼を得るホームページ制作
長く滞在してもらう工夫
自分がなにか情報を収集する時のことを思い浮かべてみましょう。
訪れたサイトの表示速度が遅かったり、ぱっと見何を言いたいのかよくわからないサイトだと、すぐに検索結果画面に戻って新しいサイトに飛ぶことが多いのではないでしょうか。
何を得意としている不動産会社なのか、どんな情報を得られるホームページなのか明確にわかるようにしましょう。
情報は専門性を打ち出したほうが、反響率は高くなります。
不動産サイトの場合は、地域に密着した情報が多いほうが、そのエリアの物件を探しているお客様の反響を呼ぶことができるでしょう。
物件情報だけでなく、魅力あるコンテンツを用意し、少しでも長くサイトに滞在してもらうような工夫が必要です。
ターゲットとなるお客様の視点になって考える
物件を探しているお客様の視点に立ったホームページ制作をすることが大事です。
会社側として伝えたい(話したい)情報が、お客様が知りたい情報だとはかぎりません。
お客様の視点になって考え、悩みや疑問を解決してくれる情報を発信するようにしましょう。
毎日当たり前のように使っている不動産用語(業界用語)も、お客様にしたらちんぷんかんぷんです。
不動産用語には解説をつけたり、なるべく専門的な言葉ではなくわかりやすい言葉で発信するなど、お客様の立場を考えたホームページにしていくことで、反響は増えていくと思います。
「人より早く新しい物件情報が欲しい」「いずれ購入を考えているので不動産の知識を深めたい」というお客様には、メールマガジンの配信も有効で、営業効率も高まります
専門性を打ち出すのも効果的
賃貸は賃貸、売買は売買といったように、専門性を打ち出すのも効果的です。
なぜなら、賃貸と売買ではそれぞれお客様の知りたい情報も悩みも違うからです。
専門性を打ち出すことで、業務の効率化も図れると思います。
このホームページさえ見れば、新しい情報も得られるし、悩みも解決できる、知識も得られると認識していただければ、リピーターが増え反響が得られるホームページになっていくでしょう。
ライバルとなる他社のホームページを分析
他社の不動産会社のホームページと自社のホームページを比較分析することも大切です。
お客様の目線になって、他社のメリット(強み)は何か、自社のデメリット(弱み)は何かを書き出してみましょう。
実は、視点を変えることで(裏を返せば)強みも弱みにもなりますし、逆に弱みも強みになります。
他社の「強み」から「弱み」を導き出し、自社の方が優れていることを打ち出していきます。
また、自社の「弱み」から「強み」を導き出すことで、自社だからできることが明確になってくるでしょう。
お客様の信頼を得るホームページ制作
不動産会社への問い合わせや来店を躊躇してしまう理由に、「問い合わせをしたら今後しつこく営業されるのではないか」「来店したら強引に契約させられるのではないか」ということがあります。
そのような不安を解消すれば、問い合わせ率(反響率)もUPしていくことでしょう。
では、実際にはどのような対策をしたらよいのでしょうか。
不動産会社・スタッフの紹介
どんな人と、どのような部屋で話すことになるのか、先に少しでも知っておくことで心構えができます。
ビルの2階などに店舗がある場合は、入口がわかりづらかったり、道路から店の中を伺うことができないため、写真を載せることで来店のイメージがわき、安心に繋がります。
顔写真を添えたスタッフ紹介は、顔写真を公開している=きちんとした会社というイメージを与えることができ、来店率が高まります。
来店後もお客様からすると、ホームページで見た顔ということで親近感がわき、リラックスして話し合いができるかもしれません。
気楽に電話をかけて欲しいという理由から、問い合わせ先を携帯電話にしてはいませんか?
不動産会社の連絡先が携帯電話では、騙されるのではないかと不安になってしまいます。
連絡先には必ず固定電話を記載しましょう。
お客様の声・体験談
自社のホームページで、スタッフがいくら良い会社です!と言ったところで、ただの自画自賛です。
会社や商品を選ぶ時、背中を押してくれたり、決め手となるのが、実際に契約したお客様の声や体験談といった口コミです。
同じ消費者目線であるお客様の声は、写真を一緒に載せたり、直筆のメッセージや手紙だと、より信頼度が上がるようです。
お客様の声は、積極的に収集し利用していきましょう